細長いベルトのような形をした結束バンドにはヘッドと呼ばれる、四角い形をしたものが付いています。その反対側には細長いベルトがついていて、ベルトの先端はやや細くなっている形状です。このバンドを使用して物を連結したりケーブルを束ねたりするときには、結束バンドのヘッドにある穴にバンドの先端を通して使用します。結束させるためには決まった1つの方向からバンドを差し込む必要があり、反対側から入れた場合には結束させることができません。
また正しい方向から結束バンドのヘッドに通したベルトは、一方方向にしか動かすことが出来なくなります。一度入れたら、反対方向に引っ張っても抜くことが出来なくなるので注意が必要です。結束バンドのヘッドの内部にはごく小さな爪のようなものがあります。またバンドにはギザギザした凹凸が付いているのが特徴です。
バンドを通した時には、この凹凸と爪が引っかかる仕組みとなっています。そのため一方方向には動きますが、反対の方向には動かなくなります。通したベルトは、好きな位置で止めることができるため、もし緩く結わきたいときには、引き締めることなく途中で止めればよいだけです。しかしうっかり引き締めてしまったら緩められないことになり、もし失敗したら切断してやり直しになります。
結束バンドのヘッドとギザギザが噛み合って結束する仕組みのこのバンドは、小さく細いものであってもその強度は高く素手で外すことはまず不可能です。結束バンドのヘッドのことならこちら