電化製品などにはメーカー希望小売価格が設定されているものが少なくありません。希望小売価格とは、メーカーが小売店に対して、この商品はこれぐらいの値段で売ってほしいと指定した値段のことです。なぜ、希望小売価格を設定するのかはいろいろな理由がありますが、たとえば、メーカーのブランド価値を維持するためというものがあります。もし、売れないからという理由で、ライバルメーカーの似たようなスペックの商品と比べて、何割も下の値段で売られてしまった場合、消費者は販売価格を比較して、このメーカーの商品は人気がないと見下してしまいます。

そういったことが続くと、人気のないメーカーという意識を多くの消費者が持つようにになってしまい、ブランド力が低下してしまいます。そういったことを防ぐために希望小売価格を設定しているのです。パソコンにも希望小売価格が設定されているものがありますが、パソコンの場合、一年に一回、あるいは二回、新製品が出るので、いきなり希望小売価格よりずっと安く売られるということはありません。いきなり値下げをしなくても、モデルチェンジの時に値下げのタイミングがあるからです。

つまり、新製品が発売されることになった時点で、店頭に並べられているパソコンは型落ちということになるので、その段階で大きく値下げをするのです。なので、もし安く新品のパソコンを購入したい場合は、モデルチェンジが行われる時期に小売店に行ってみるといいでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です